探偵は人間性が全て
タチの悪い探偵は「人間性」に問題を大きな抱えている場合が多いと言えます。
「利益至上主義」や「やらずぼったくり」「不正な報告」など、弱者に追い打ちをかける行為を何のためらいも無く行い、結果に見合わない報酬を得てのうのうとしている。
いったいどういう精神構造をしている人物なのでしょうか?
そのような人物が探偵をかたり探偵業界全体に影を落としています。
なんとも悲しい世の中であり、拾う神は存在しないと嘆き絶望している依頼人達が消費者センターや警察へトラブルをよせています。
オーバーな物言いではなく実際に起こっていることです。
探偵業界のなかで経験を重ねコツコツ業務をしている真面目業者が7割いたとしても、残り3割が問題行為を行う業者であれば「探偵はグレーな業種」との烙印を世間から押されてしまいます。
実際、その様なニュースが時として流れ、探偵全体の信用を低下させているのも残念ながら事実としてあります。
一度そのようなイメージがついてしまうとそれを払拭するのは容易ではありません。
現に探偵はネット等の評判でも信用できない職種の一つとみなされているフシがあります。
探偵の依頼人との関係
フィクションの探偵はヒロインと恋愛関係になったりしますよね。
実際の探偵は如何に?と思い、周囲や業界内で知りうる人物の話を聞いたところ、依頼人に恋愛感情や私情を傾ける行為は危険であるとの総意が得られました。(知人内の統計による)
私が知っている業界人たちは「真面目な調査人」といった感の人物が半数以上であり、好感が持てる人物が多く、自分の財産は出会いだと自負している人も多いです。
そんな同業者の探偵達の多くが口を揃えて言うところなので、探偵と依頼人の恋愛関係は成立し難いと申し上げたい。
まれに情に流されて依頼人を慰める言動や行為を行わない訳ではありませんが、「弱っている人物」につけ込むようなまねは個人的にもしたくはないため、過度のコンタクトは控えています。
もし、依頼人が想像以上に素敵な人物だったとしても、人生の出会いにはカウントされない、仕事を依頼に来た「依頼人」であると心を鬼にして誘惑と格闘するでしょう。
探偵と言えども、素敵な人物に好意を感じて相手に興味を持つ事は人として何ら不思議なことではないのですが、公私混同だけは避けたいものです。
この認識がない探偵は、失礼な話になってしまいますが「プロの探偵失格」と世間的には判断されても仕方ないと言えます。